昔の僕も含め、練習台に布を被せて「リバウンドを減らす」練習をした人は多いと思いますが、動画で証明した通り、その方法では、リバウンドは、それほど減りません。
しかし、ゴム板のような単一の素材の「下」に、布のようなやわらかい材質のものを置けば、劇的にリバウンドを減らす事が出来るのです。(*1)
動画に映っている通り、太さ19mmの重いスティックが「ベタッ」と打面上に止まってしまうという、通常ではあり得ない所まで、リバウンドを減らす事が出来ます。(*2)
この条件で練習して、通常と同じように演奏出来るようになれば、現実のフロアタムなんて楽勝です!(*3)
また、動画では、6つ折りにしたタオルを、ゴム板の上と下に置く方法しかやっていませんが、重ねる枚数を変えたり、より薄い(厚い)布を使えば、もっと微妙にリバウンド状態をコントロールする事だって可能です。
つまり、ゴム板+タオルによる練習台は、「リバウンド量を自由に設定できる」という面においては、一般的な練習台より、はるかに優れているという言い方も出来ます。
もちろん、消音性が充分でなかったり、置き場所によってリバウンドが変わってしまう弱点もありますから、信頼できる市販の練習台を一つ用意しておいた方が良いでしょう。(*4)
ただし、市販の練習台だけでは、けっして「必要充分ではない」ことだけは確かです。
本当に上手くなりたいなら、ゴム板+タオルに代わるものを、何かしら準備する必要があります。
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*1 スネアドラム並みのリバウンドを得るには、ゴム板は必ず「1cm厚」である必要があります。5mmではリバウンド不足、2cmではリバウンド過多です。
*2 さすがにリバウンドが無さ過ぎて、7ストロークロールのダブルが何個か不発になってますけどね(^^;;;
*3 …と書きましたが、実は、フロアタム上でダブルストローク等の演奏が難しいのは、リバウンドが弱いせいだけではなくフロアタム内の空気の動きによって打面状態が不規則に変化するためです。 そこに関しては、実際のフロアタムで最終調整するしかありません。
*4 海外製のスネアドラム練習用パッドがオススメです。例:VicFirth VICPAD12
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