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★ ゴム板とタオルで、超低リバウンド状態を攻略する方法

セットドラマーは、スネアドラムだけでなく、フロアタムのような低リバウンドの楽器も扱うので、普段から、様々なリバウンド状態での練習をする必要があります。

しかし、市販の練習台は、大部分が、スネアドラム並みの比較的強いリバウンドに設定されているものばかりなので、低リバウンド状態の方は、練習不足になりがちです。

そこで、安価なゴム板とタオルを組み合わる事で、スネアドラム並みのリバウンドから、異常な超低リバウンドまでが再現出来る事と、その上で、ルーディメンツのソロを演奏するという練習法を紹介する事にしました。

★『クレイジーアーミー』について
 今回の動画で演奏しているのは、スティーヴ・ガッドが、ドラムソロの出だしにたびたび使う、『クレイジーアーミー』という、ルーディメンツ・ソロ曲の冒頭部分です。


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昔の僕も含め、練習台に布を被せて「リバウンドを減らす」練習をした人は多いと思いますが、動画で証明した通り、その方法では、リバウンドは、それほど減りません。

しかし、ゴム板のような単一の素材の「下」に、布のようなやわらかい材質のものを置けば、劇的にリバウンドを減らす事が出来るのです。(*1)

動画に映っている通り、太さ19mmの重いスティックが「ベタッ」と打面上に止まってしまうという、通常ではあり得ない所まで、リバウンドを減らす事が出来ます。(*2)

この条件で練習して、通常と同じように演奏出来るようになれば、現実のフロアタムなんて楽勝です!(*3)

また、動画では、6つ折りにしたタオルを、ゴム板の上と下に置く方法しかやっていませんが、重ねる枚数を変えたり、より薄い(厚い)布を使えば、もっと微妙にリバウンド状態をコントロールする事だって可能です。

つまり、ゴム板+タオルによる練習台は、「リバウンド量を自由に設定できる」という面においては、一般的な練習台より、はるかに優れているという言い方も出来ます。

もちろん、消音性が充分でなかったり、置き場所によってリバウンドが変わってしまう弱点もありますから、信頼できる市販の練習台を一つ用意しておいた方が良いでしょう。(*4)

ただし、市販の練習台だけでは、けっして「必要充分ではない」ことだけは確かです。

本当に上手くなりたいなら、ゴム板+タオルに代わるものを、何かしら準備する必要があります。








*1 スネアドラム並みのリバウンドを得るには、ゴム板は必ず「1cm厚」である必要があります。5mmではリバウンド不足、2cmではリバウンド過多です。



*2 さすがにリバウンドが無さ過ぎて、7ストロークロールのダブルが何個か不発になってますけどね(^^;;;



*3 …と書きましたが、実は、フロアタム上でダブルストローク等の演奏が難しいのは、リバウンドが弱いせいだけではなくフロアタム内の空気の動きによって打面状態が不規則に変化するためです。
 そこに関しては、実際のフロアタムで最終調整するしかありません。




*4 海外製のスネアドラム練習用パッドがオススメです。例:VicFirth VICPAD12


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