レインボー以降のプレイから推測して、正直、テクニック面では、ジョン・ボーナムやイアン・ペイスよりも劣る人だと思ってたんですが、とんでもない勘違いでしたよ(苦笑)。(*3)
「マジ? これ、本当にコージーか? ムチャクチャ上手いじゃん! ボーナムより上手いんじゃないの?!」
今考えても、このアルバムの楽曲を、コージーより上手くこなせるドラマーは、まったく思い浮かびません。
それから、よく「ツーバスをドカドカやるだけ」とかコージーの悪口を言う人がいますけど、冗談じゃない、このアルバムでのコージーは、バスドラムの連打を「歌わせる」という驚異のプレイを披露してるんですよ!
キックの連打が、全然うるさくなく、邪魔にもならず、見事にダイナミクスの制御されたそれは、ベースラインと一体になって、曲のグルーヴを支配しているんです。
これは本当に驚異的な事で、スピード面は別として、ここまで完璧にキックがコントロール出来るドラマーを、他に知らないですよ。コントロールは、確実にボーナムより上だと思う。
そして、本当にコージーが凄いと思い知ったのは、1曲目の最後の方に出てくる、このフレーズです。
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