ふと気付いたら、「超人ドラマー列伝」で紹介しているドラマーが、ジャズ・フュージョン系の人ばかりになってしまってましたが、実は、ちまちま小技を効かすタイプよりも
「うぉりゃ! ズドドガーン!!」
なドラマーの方が好きなんです、僕は。
ドラム始めて数年は、パープルにクリームにツェッペリン等々、いわゆる「ハードロック」ばかり叩いてましたからね。
となれば、絶対にはずせないのが、ジョン・ボンゾ・ボーナム! なにを隠そう、もう20年ぐらいず〜っとハマり続けて、ようやく最近冷静になって来たというぐらいで(笑)。
もちろん、ボンゾ本人は何気に小技にも精通していて、決して「うぉりゃ!」的なプレイばかりじゃないし、時にはすごくタイトだったりもするんですが、その最大の魅力は、なんといっても、あの独特の「ビッグサウンド」ではないでしょうか?
初めて聴いた時は「なんて野蛮で汚い音なんだ!」と思ってしまったし、良い時と悪い時の差が激しくて、テンポがドシャメシャな録音も残ってるから「マジかよ、まともにテンポキープも出来ないのが、なんで名ドラマーなんだよ!」とか、最初は拒否反応の方が強かったんですけどね(苦笑)。
でも、これは『レッド・ツェッペリン』というバンド自体もそうなんですが、「慣れれば美味しいクサヤの干物」みたいなもん(?)で、一旦ハマルと抜けられなくなるんですよね(笑)。
時間がある時には、同じ曲を何度も繰り返して聴く事もしばしばで、特に『レビー・ブレイク』なんかは10回ぐらい連続で聴いてしまう事がしょっちゅうあります。
しかし、このシンプルなパターンが、ボンゾの「あの音」じゃなかったら、これほどの魅力はなかったでしょう。(譜面参照↓)
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