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★ バスドラム3種類のダブル奏法


バスドラムのダブル(2連打)奏法には、複数のやり方があり、それぞれに、一長一短があります。

今回は、トウ・ヒール、ヒール・トウ、スライドステップという、3種類の代表的な奏法を、足の動かし方の違いが分かりやすいように撮ってみました。




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ちなみに、今回紹介した3種類の奏法は、踏み方こそ全然違っても、原理自体は全く同じという事は、意外と知られていません。

その原理とは、1打目と2打目を、違う場所で踏むという事です。それによって、速い2連打が可能になるのです。

一般に「ペダル上で足を滑らせる」と言われている、スライドステップも、実際には、ペダルの手前と奥の2箇所を「素早く踏み分ける」という奏法です。

スライドステップを身に付けようと、ペダルの上で、ひたすら足を滑らせている人は少なくないと思いますが、それでは、よほど運が良くない限り、いつまでたっても身に付きません。

足を「滑らせている」ように見えるのは、ペダル上の2箇所を踏み分けている「結果」で、原因ではないからです。

いままで、滑らせる練習をしても、スライドが出来なかったという方は、ぜひ、動画を何度も見直して「踏み分ける」練習をしてみて下さい。

スライドステップは、足のダブル奏法の中では、最も簡単であり、パワーが出しやすく、2打の音が揃いやすく、速度も出しやすいので、特にポップスやロックの分野では、非常に実用性が高い奏法です。

早い時期に身に付けてしまう事を、オススメします。

※スライドステップ習得のコツ
 最も大切な事は、必ずヘッドにビーターを止めた状態から始め、1打目は、つま先で軽く「つつく」感じにして、2打目は必ずクローズにする(ビーターを打面に止める)という事です。
 意外に知られていない事ですが、スライドステップの元祖、ジェフ・ポーカロは、バスドラムを、すべて「クローズ」で踏み、オープンは使いませんでした。(ペダルのバネが非常に弱く、オープンは不可能)
 スティーヴ・ガッド以降、日本では根拠のない「オープン優位論」が蔓延していますが、すべてクローズで踏んでいたポーカロはキックが下手なドラマーでしょうか? また、ロック調の曲だと、ガッドのキックが弱いと感じるのは、僕だけですか?
 オープンは、フュージョンやジャズには良くても、ロックには向きません。
 「オープンに変えてからキックのインパクトが弱くなった」と感じている方には、即、クローズに戻す事をオススメします。それだけで問題は簡単に解決します。


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