他の楽器は、少なくともコード進行ぐらいは把握していなければ、初めての曲を譜面無しで演奏するのは難しいですが、ドラムなら、知らない曲でも、とりあえず「合わせる」事ぐらいは出来ます。もちろん、バシバシにキメが多い曲は難しいでしょうけどね。
「ドラムって体力がいるんでしょ?」というのも、よく言われる事ですが、よほど激しくて速い楽曲を延々やるようなジャンルでない限り、他の楽器より体力がいるという事はないんじゃないでしょうか? 事実として、僕は体力無いですし(笑)。
実際のところ、ギターやベースは意外に重くて、楽器を持って立ってるだけでもけっこう大変です。それに比べてドラムは、ず〜っとイスに座ってられるんですから!
スティックは、ギターやベースのネックを握るより、はるかに小さな力で持てますし、キックやハイハットのペダルだって、ピアノのペダルよりは全然軽いです(笑)。
それと「ドラムはリズム感が良くないと…」という人がいますが、唄でも楽器でも「リズム感が悪くても大丈夫」という事は無いですよ(^^;。それに、リズム感は鍛えられますからね。
何よりドラムには「実際の楽器がなくても、かなりのところまで練習出来る」という利点があります。
そもそも日本の住宅事情では家でドラムを叩ける人の方が少ないですが、とりあえずドラムの場合は「手順・足順を覚えて、順番に、テンポやリズムを崩さずに動かす」ことに関しては、楽器がなくても、どこでも練習出来ますから。
経験的に、特に初心者のうちは、スティックを持たずに練習した方が良い場合もありますし…。
また、逆にいえば、楽器を持っていなくても練習できて、練習スタジオに行けば楽器が置いてある、趣味のアマチュアバンドレベルなら「ボーカルの次にお金がかからなくて、移動も楽な楽器」がドラムなんです。
まあ、「簡単なモノほど奥が深い」というのも事実なので、ドラム演奏を極めようと思ったら本当に大変ですが、趣味レベルで楽しむのであれば、敷居が低くて、とっつきやすい楽器なんじゃないかと思います。
興味がある方はもちろん、音楽が好きで、何か楽器をやってみたいと考えているなら、良いですよ、ドラム!!(笑)
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