本番だけでなく、練習の時まで、パッドやセットと身体の位置や距離、角度を、いつも同じにしていませんか？

その方法では、練習すればするほど、身体や腕が同じ位置に固定されて行き、自然な柔軟性や適応力は損なわれて行くということに気付いていますか？

この動画は、腕や手首の柔軟性を失わないための、一つの練習法例です。

本来、ヒジを動かす事など、特に事情がない限り、誰にとっても簡単に、ごく楽に出来る動作です。

それが、スティックを持つと、シングルストロークを叩き始めた途端に、ぎこちなくなったり、出来なくなってしまうというのは、おかしな話だと思いませんか？(^^;

本来、練習は「より自由に、思い通りに演奏出来る事」を実現するために行うものです。

やればやるほど、腕や身体が固定されて行ってしまう方法は、けっして良い練習とは言えません。

こちらにも書いていますが、ドラムの場合、ギターのフレットやキーボードの鍵盤のような「狭い場所」を狙って叩くわけではないので、練習の際には、ごく大まかな位置と方向だけ考えれば充分なんです。

練習のために、高価な電子ドラムや、ドラムセット型練習台を買う必要など、まったくありません。（メーカーさんゴメンナサイ…）

※ 今回紹介した方法は、腕や身体を「楽に動かしながら」演奏出来る状態にする事が目的です。

　まずは、スティックを持たない状態で、楽に腕や身体が動かせる事を確認し、その時と同じように、叩きながら腕や身体を動かせるようにするには、どうしたら良いのかを探って行って下さい。

　絶対に無理はしないで下さい。万が一、無理をして身体を痛めた場合でも、一切責任は取れません。自己責任で行って下さい。