そして、パーディは問題のインタビューの中で「僕は、他のドラマーのプレイを真似するのが上手かったから、(差し替え役として)重宝がられていた」なんてことも言ってるんです。
となると、ビートルズの録音に、「リンゴの真似をした」パーディのプレイが入っていたとしても、「リンゴにしてはタイトだな」程度の違和感しかなくても不思議はないと思いませんか?
う〜ん、怪しい。実に怪しいです。
…あ、でも…ちょっと待って下さい。これだけで「疑惑」が「事実」だったと決めつけるのは、ちょっと早計ですね。
もう一つの可能性が無いとは言えないですからね。
それは、「やけにタイト」だったりするために、実はパーディのプレイなのではないかと思ったのも、やはり「リンゴ本人のプレイ」だった…という可能性です。
たとえば、ここで例に出した『アイ・ミー・マイン』もそうですが、アルバム『レット・イット・ビー』と『アビー・ロード』に収録されている楽曲の一部は、いわゆる『ゲットバック・セッション』として映画『レット・イット・ビー』に演奏映像が残っています。
もし、リンゴ・スターが、レコードと「ほぼ同じフレーズ」を「ほぼ同じ技術レベル」で演奏している映像が残っていて、映像と音声に矛盾が無ければ、少なくとも、最終的には差し替えられたにせよ、リンゴも「差し替えられたプレイと、それほど差の無いプレイ」が出来ていたということになります。
って、あれれ? リンゴ本人が「差し替えられたプレイと、それほど差の無いプレイ」が出来ていたなら、差し替える必要なんか全然ないですよね…。
だって、リンゴって、そもそも、そんなに「タイトで正確」が売りなドラマーじゃなくて、どちらかといえば「ヘタウマ」系だし、それが魅力だったりするじゃないですか。 |